自分に話すのではなく相手に話す英語

自分に話すのではなく相手に話す英語

* 以下の内容は実際のレッスン内での生徒さんとのやりとりです。生徒さんの声はプライバシーのため加工を施しています。

生徒さんのコメント

話している途中にどうしても「今言った英語があっているのか」「次に言う英語をどう言えばいいのか」が気になって考えてしまって、ついつい「ア〜・・・」とか「ウ〜・・・」が多くなってしまううんですよねえ〜・・・。

♪ 回答

そうですね。まずはどうしても「正しい英語」に私たちはとらわれてしまって・・・。
もちろん、

正しくないより正しいのが言いたいのは当然じゃん

という気持ちはあって当然だと思うんですけれども、
どうしてもいつも申し上げる「正しいこと探し」にいつの間にかなってしまうんですよね。

でも、

ア〜・・・

とつっかえてしまうのと、正しくなかったとしても

スっと出て自信ありげに笑顔

はどちらがいいのかな、っていうのがまず一つですよね 

だから

考え方の転換」が上級以上の方にとっては大きい

というのは一つですね。

あとはやはり「正しい英語」に無意識・意識的にとらわれることによって

相手に話してるのではなく自分に話してるような状態

になってしまうんですね。

相手にこれを伝えるんだ!これをわかってもらえるようにするんだ!

というところにベクトルがあるのではなく

自分がどうキレイな英語が言えるのか

という方向になってしまい、それがすごく伝わりにくい状況として出てしまうんですね。

だから最終点はもちろん「正しい英語」が言えるようになったら嬉しいわけですが
まず最初の段階は正しくなくても

伝える英語・伝わる英語を優先する

というのは実は「上級以上の英語を目指す方」でも結構「置いてけぼり」になりがちなところなんですよ。
逆に、上級になればなるほど「自分の方」に向かってしまうんです。

ところが「相手に向かって話す」という価値観が付くと、自分の間違いがあまり気にならなくなります

つまり

相手がわかってくれた・相手が喜んでくれる

それが最大の価値観になって自分の間違いがどうでもよくなるんですね。そこから「正しい英語」が始まっていくんですよ。逆なんですね。 

と、偉そうにも言ってますけど、僕もこの感覚をつかむまで何年かかったことか!
それに「感覚をつかんでも戻っちゃう」ということの繰り返しでこの感覚が定着するまでが本当に大変だったんですよ。

でも、これが身につくと一気に変わります!ということで、是非この「自分に話すのではなく相手に話す」というのを踏まえてみてください。

まとめ

● 時間をかけて解析・理解するのと瞬時・無意識に内容が浮かぶようになるのはまったく別
● ただ、時間をかけて解析する方法により「基礎体力」がつけば瞬時に理解する力を上げることは可能
● ある程度の段階になったら瞬時対応の対策により「自然に内容が浮かぶ状態」にしていくことが大切

自分の言葉で話す男性社員

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