* 以下の内容は実際のレッスン内での生徒さんとのやりとりです。生徒さんの声はプライバシーのため加工を施しています。
生徒さんのコメント
音読の時、特に初めて読むような文章だと、わからない単語・言いにくそうな表現などがあるとどうしてもそこで考えると読むのが止まったりして、結果的に「言い直し」がすごく多くなってしまいスムーズに読めない・・・。
♪ 回答
そうですね。
で、今のこの作業でよく皆さんに申し上げることがあるんですけれども、
今から話す表現というか言葉がちょっとどぎつく聞こえるかもしれないですが
つまり、自分たちは「正解」を求めて発音するわけですよね。
よりいい発音で間違えないようにしよう
って。
で、そうすると、間違えたりわかんなかったり「あれ?」って思うとどうなるかと言うと
もう一回言い直してしまう
んですよ。
そうするとどうなるかというと、言い方がちょっと嫌な感じなんですけども、
言い直すことを自分で自分に許してしまう習慣
ができてしまってるわけです。
これを続ける限り「ス〜っと流れるような発音」はやっぱりなかなか難しくなる。
だから
絶対に言い直さないんだ!
と。
もう「間違っちゃった!」「やっちゃった!」って思っても言い直さない。
ということを心の中にコミットして 、
それを乗り越えると初めて「法則通りにスル〜っと流れるような発音が可能になる」ということなんです。
だからこれは心の中にグっと非常に強い意識が必要なんですけれども、是非、
言い直さない
というところを意識していただければなと思います。
まとめ
● 正解を求め間違えないように発音しようとすると言い直してしまう
● いつの間にか言い直すことが習慣になってしまっている
● 流れるような発音ができるようになるためには「言い直さない」という意識を強く持つ